名前 | ジャック・ロックフォードのログ |
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場所 | マスフュージョン・ビルのインターンのターミナル |
Base ID | 0005a7cf |
こんにちは、ジャック。エントリーを選択してください。
マスフュージョンで働けて嬉しい。他のインターンも、いい連中みたいだ。ダニエルは原子物理学の博士だから、原子炉の担当になるだろう。アリッサは、電気工学とエネルギー受信の専門家だ。物質科学は見劣りしている感じだけど、まあ一緒にうまくやっていけると思う。
最悪だ。北側のエレベーターは今日も点検で止まっていた。南のエレベーターは下の階を優先するから、建物から出るだけで1時間以上かかった。
階段で降りたかったけど、この階には非常階段がない。階段をつけないなんて、法律違反じゃないのか? エレベーターが両方壊れたらどうするんだ? そうそう、 "冗長化"だってさ。でも、もしそうなったら、どうやって降りたらいい?
例えばさ、落下の衝撃を吸収するブーツとかどうかな?
パワーアーマーと同じだよ。統合水圧式衝撃吸収システムがあるけど、サポートするフレームがないと重すぎて使えない。でも、水圧のかわりにキネティック反発システムを使うことができたら、同じ原理で動くはずだ。やってみる価値はある。
2人は仕事をしている。
どうにかして2人を見返したい。今年はクリスマスパーティーが屋上であると聞いた。チャンスだ。何杯か飲んだら、騒ぎながらビルから飛び降りる。みんな、どんな顔するかな。楽しみだ。きっと仕事がもらえる。
それまでは自分の金庫に隠しておこう。サプライズのほうがいい。
鍵だ。鍵を忘れた。
あれから3日経った。たぶん。思い出せない。
書類を取りに行くため、ほんの数分立ち寄っただけだった。そうしたらタワーが全壊したような爆発音が聞こえて、実際そうなってもおかしくない状況だった。外の廊下はめちゃくちゃで、ドアを開けることもできない。
ブーツは金庫の中だけど、出すことができない。最後のヌカは昨日の夜に飲んでしまった。今は待つしかない。