名前 | キャッツ・ポエトリー・ナイト・テープ2 |
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場所 | アトムキャッツのガレージ |
Base ID | 000d00a2 |
ブルージェイ
このあいだ起こった出来事について書いた。
「硬い殻、軟らかい肉」というタイトルだ。
ビーチでの散歩。好きなことをやっている。平和だ。
突然暗い水面に何かが現れる。
かぎ爪が2対ついたこぶだらけの貝。
捕えられる。油断していた。
ビーズのような小さな目が殻の奥深くからこちらを見つめる。
ビーズのような小さな目。腹を空かし、怒りに満ちた目。
銃を抜き、撃つ!
しかし弾丸は跳ね返る。
硬い殻に阻まれて。
殻の中の悪魔のような細い目はますます怒りを増していく。
向かって来る。さっきよりも速い。
弾丸がその貝の割れ目を通り抜ける。
悪魔は痛みで悲鳴を上げる。
ビーズのような目が閉じる。もう二度と開かない。
戦利品を獲得する。
そして思う。これと自分は、2人は似ていると。
自分も、硬い殻の中に軟らかい肉を持っているから。
どうも。